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医薬経済気象台

OPEC減産合意の行方と影響

—物価反発の援軍には疑問符—

2016年10月15日号

 8月の全国消費者物価指数と9月の東京都区部の消費者物価指数が発表されたが、脱デフレが一段と遠のいていることを示すものだった。8月の全国の総合指数は前年比▲0.5%、4月から前年割れは5ヵ月連続、過去1年間で前年比プラスだったのは昨年11月、12月の0.1%上昇、今年2月の横ばいだけで前年割れが趨勢になっている。全国指数の先行指標として中旬時点の数値を発表する東京都区部の9月の消費者物価指数も総合指数は前年比▲0.5%、4月以降、6ヵ月連続の前年割れだった。9月の全国指数が前年割れとなることは必至だ。  消費者物価は天候などの影響で価格変動が激しい生鮮食品、原油価格変動の影響を受けるガソリン、電気代などのエネルギー価格を除外した数字も発表している。8月の生鮮食品を除く全国総合指数は前年比▲0.5%、3月から6ヵ月連続の前年割れだった。ただ食糧・エネルギーを除いた総合指数...  8月の全国消費者物価指数と9月の東京都区部の消費者物価指数が発表されたが、脱デフレが一段と遠のいていることを示すものだった。8月の全国の総合指数は前年比▲0.5%、4月から前年割れは5ヵ月連続、過去1年間で前年比プラスだったのは昨年11月、12月の0.1%上昇、今年2月の横ばいだけで前年割れが趨勢になっている。全国指数の先行指標として中旬時点の数値を発表する東京都区部の9月の消費者物価指数も総合指数は前年比▲0.5%、4月以降、6ヵ月連続の前年割れだった。9月の全国指数が前年割れとなることは必至だ。  消費者物価は天候などの影響で価格変動が激しい生鮮食品、原油価格変動の影響を受けるガソリン、電気代などのエネルギー価格を除外した数字も発表している。8月の生鮮食品を除く全国総合指数は前年比▲0.5%、3月から6ヵ月連続の前年割れだった。ただ食糧・エネルギーを除いた総合指数は0

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