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Patient Relations

熊本IBD

2016年10月15日号

震災から学んだ患者の備え中山泰男会長「熊本に自治体が機能しなくなるような大災害は来ないと思っていた」。熊本IBDの中山泰男会長は、熊本地震を振り返った。避難所にいるのは全員、被災者だ。1人に1リットルの水が配られた。だが、クローン病や潰瘍性大腸炎の炎症性腸疾患(IBD)患者には、それでは足りなかった。指定難病医療受給者証を見せて周囲に理解を求めようとしても、そんな状況ではない。クローン病の患者でもある中山氏は改めて「自助」の大切さを強調した。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━◆──地震発生時は。中山 最初の地震のとき、僕は家にいました。すごく揺れたけど、建物に少々のヒビが入った程度でした。余震の心配もありましたが、2回目は初震より小さいから大丈夫だろうなんて冗談を言っていました。しかし18日深夜に2回目の大地震です。布団で寝ていた僕は、激しい縦揺れに飛び上がりま... 震災から学んだ患者の備え中山泰男会長「熊本に自治体が機能しなくなるような大災害は来ないと思っていた」。熊本IBDの中山泰男会長は、熊本地震を振り返った。避難所にいるのは全員、被災者だ。1人に1リットルの水が配られた。だが、クローン病や潰瘍性大腸炎の炎症性腸疾患(IBD)患者には、それでは足りなかった。指定難病医療受給者証を見せて周囲に理解を求めようとしても、そんな状況ではない。クローン病の患者でもある中山氏は改めて「自助」の大切さを強調した。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━◆──地震発生時は。中山 最初の地震のとき、僕は家にいました。すごく揺れたけど、建物に少々のヒビが入った程度でした。余震の心配もありましたが、2回目は初震より小さいから大丈夫だろうなんて冗談を言っていました。しかし18日深夜に2回目の大地震です。布団で寝ていた僕は、激しい縦揺れに飛び上がりまし

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