医薬経済オンライン

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読む医療—医師が書いた本の斜め読み—

STAP事件が起こったときにあった既視感

第59回

鍛冶孝雄

2016年10月15日号

 取材記者であれば共通している考え方なのではないかと思うのだが、ある取材テーマを決めると、たいていの場合、着地点をあらかじめ想定する。つまり粗筋を描いて、結論を想像しておくのだ。取材は、そこからスタートし、その過程で、自分が知らなかったことを記録していき、あるいは想定していたことの確認(ウラをとる)を行い、記事の作成にとりかかる。  むろん、取材で知り得たことがバイアスのかかったものではないか、取材対象の主観性によるものか、客観的な評価なのか見極める。  そうした行程を丁寧に踏んでいくと、当初の着地点が微妙に違ったり、あるいはまったく逆の展開になったりすることがある。取材というのは、そういうことが面白いところなのだが、記者にもいろんなタイプがあり、自分の描いた着地点から取材が遠のき始めるとその取材の価値そのもの...  取材記者であれば共通している考え方なのではないかと思うのだが、ある取材テーマを決めると、たいていの場合、着地点をあらかじめ想定する。つまり粗筋を描いて、結論を想像しておくのだ。取材は、そこからスタートし、その過程で、自分が知らなかったことを記録していき、あるいは想定していたことの確認(ウラをとる)を行い、記事の作成にとりかかる。  むろん、取材で知り得たことがバイアスのかかったものではないか、取材対象の主観性によるものか、客観的な評価なのか見極める。  そうした行程を丁寧に踏んでいくと、当初の着地点が微妙に違ったり、あるいはまったく逆の展開になったりすることがある。取材というのは、そういうことが面白いところなのだが、記者にもいろんなタイプがあり、自分の描いた着地点から取材が遠のき始めるとその取材の価値そのものに疑

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