眺望「医薬街道」
医師の計画的配置の実現を望む
近藤正觀
2016年10月15日号
厚生労働省の医師需給分科会が医師の地域偏在と診療科偏在を解消すべく検討を進めている。12月には対策を取りまとめ、社会保障審議会医療部会で最終決定される。 勤務医不足と言われて久しいが、医学部入学定員は07年の7625人から、16年には9262人と1637人まで増加している。日本医師会は定員増加を続ければ将来的に医師過剰に陥るとの懸念も抱いているが、地域ごとや診療科別に見たとき、医師の偏在は解消されていないとの指摘が強い。 10月4日に厚労省が公表した「厚生労働白書」では「医師が勤務地や診療科を自由に選択する自主性を尊重した政策だけでなく、一定の規制を含めた対策を行っていく観点から、さらに強力な偏在対策を議論する」としており、今後の地域医療計画にどのように反映されるかが問われている。 標榜科に関しては、医師であればどんな科名の標榜も自由。ただ、卒業した医局と...
厚生労働省の医師需給分科会が医師の地域偏在と診療科偏在を解消すべく検討を進めている。12月には対策を取りまとめ、社会保障審議会医療部会で最終決定される。 勤務医不足と言われて久しいが、医学部入学定員は07年の7625人から、16年には9262人と1637人まで増加している。日本医師会は定員増加を続ければ将来的に医師過剰に陥るとの懸念も抱いているが、地域ごとや診療科別に見たとき、医師の偏在は解消されていないとの指摘が強い。 10月4日に厚労省が公表した「厚生労働白書」では「医師が勤務地や診療科を自由に選択する自主性を尊重した政策だけでなく、一定の規制を含めた対策を行っていく観点から、さらに強力な偏在対策を議論する」としており、今後の地域医療計画にどのように反映されるかが問われている。 標榜科に関しては、医師であればどんな科名の標榜も自由。ただ、卒業した医局とあ
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