医薬経済気象台
設備投資の行方に注目
—月例経済報告で下方修正—
2016年10月1日号
政府が9月16日にまとめた16年9月の月例経済報告では、国内景気について「このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」と6ヵ月連続で全体の基調判断を据え置いた。しかし内容は微調整された。
個人消費については、8月の「消費者マインドに足踏みがみられるなか、概ね横ばいとなっている」から、「総じて底固い動きになっている」に上方修正した。一方で民間設備投資に関しては8月の「持ち直しの動きがみられる」から、「持ち直しの動きに足踏みがみられる」に下方修正した。
個人消費と民間設備投資は国内の民間需要を支える双璧である。規模で見れば、民間設備投資は個人消費に比べてはるかに小さいが、増減の動きは個人消費よりはるかに大きく、他産業や雇用への影響を考えた乗数効果で見れば、景気への影響力は決して小さくない。
個人消費については、将来不安による強い節...
政府が9月16日にまとめた16年9月の月例経済報告では、国内景気について「このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」と6ヵ月連続で全体の基調判断を据え置いた。しかし内容は微調整された。
個人消費については、8月の「消費者マインドに足踏みがみられるなか、概ね横ばいとなっている」から、「総じて底固い動きになっている」に上方修正した。一方で民間設備投資に関しては8月の「持ち直しの動きがみられる」から、「持ち直しの動きに足踏みがみられる」に下方修正した。
個人消費と民間設備投資は国内の民間需要を支える双璧である。規模で見れば、民間設備投資は個人消費に比べてはるかに小さいが、増減の動きは個人消費よりはるかに大きく、他産業や雇用への影響を考えた乗数効果で見れば、景気への影響力は決して小さくない。
個人消費については、将来不安による強い節約
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