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スイッチOTC薬推進に望まれる慎重な対応
2016年10月1日号
政府は、14年6月の「日本再興戦略」のなかで、軽度な身体の不調には、身近なOTC薬を利用する「セルフメディケーション」を推進するとの方針を示した。このセルフメディケーション推進に向け、厚生労働省は、米国など海外の事情も参考に、産業界・消費者など多方面からの要望が反映される仕組みを構築し、議論の透明性を確保するため、「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」を設置した。 その第1回会合は、4月13日に開催され、スイッチOTC薬の候補となる成分について、学会や団体、企業、消費者から要望を受け付けることとした。消費者からの意見募集は、8月から開始、スイッチOTC薬の推進に積極的な姿勢を見せている。 また、17年からスイッチOTC薬控除(医療費控除の特例)が実施される。この特例制度は、17年1月1日から21年12月31日までの5年間に、一定のスイッチ...
政府は、14年6月の「日本再興戦略」のなかで、軽度な身体の不調には、身近なOTC薬を利用する「セルフメディケーション」を推進するとの方針を示した。このセルフメディケーション推進に向け、厚生労働省は、米国など海外の事情も参考に、産業界・消費者など多方面からの要望が反映される仕組みを構築し、議論の透明性を確保するため、「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」を設置した。 その第1回会合は、4月13日に開催され、スイッチOTC薬の候補となる成分について、学会や団体、企業、消費者から要望を受け付けることとした。消費者からの意見募集は、8月から開始、スイッチOTC薬の推進に積極的な姿勢を見せている。 また、17年からスイッチOTC薬控除(医療費控除の特例)が実施される。この特例制度は、17年1月1日から21年12月31日までの5年間に、一定のスイッチO
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