医薬経済オンライン

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Halmes&Vaccine

切り札も失った製薬業界

第32回 〜EAとTO〜

コイツ・ドナン

2016年9月15日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、製薬産業の未来を占っている。ホームズは、日本の製薬企業の歴史を振り返るなかで、抗生物質に続いて、研究開発力と経営を支えたのが消化器官用薬で、抗潰瘍剤はその中心にあったと解説した。この流れは地域包括ケアシステムが完成する25年に向かっても変化はないと、ホームズは見ている。そうした観点から見れば、エーザイと味の素製薬が消化器官用薬などを軸としたEAファーマの設立には意義がある。また、消化器官用薬で国内をリードしてきた武田薬品と大塚製薬が「タケキャブ」でコ・プロモーションを実施しているのも、25年をめざして、この市場での競争優位性を取り戻す一環であると、ホームズは睨んでいる。 「ホームズ、(武田と大塚の)シナジー効果というのが、25年の地域包括ケアシステムに突き当たるということか。ネキシウムも含... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、製薬産業の未来を占っている。ホームズは、日本の製薬企業の歴史を振り返るなかで、抗生物質に続いて、研究開発力と経営を支えたのが消化器官用薬で、抗潰瘍剤はその中心にあったと解説した。この流れは地域包括ケアシステムが完成する25年に向かっても変化はないと、ホームズは見ている。そうした観点から見れば、エーザイと味の素製薬が消化器官用薬などを軸としたEAファーマの設立には意義がある。また、消化器官用薬で国内をリードしてきた武田薬品と大塚製薬が「タケキャブ」でコ・プロモーションを実施しているのも、25年をめざして、この市場での競争優位性を取り戻す一環であると、ホームズは睨んでいる。 「ホームズ、(武田と大塚の)シナジー効果というのが、25年の地域包括ケアシステムに突き当たるということか。ネキシウムも含めて

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