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海外時報

政権末期にオバマケアはメルトダウンの危機

施行3年目にして展望は悲観的

2016年9月15日号

 保険適用の拡大、準皆保険をめざした医療改革(オバマケア)を廃棄する“最後の機会”がかかっていた08年と違って、今年の米国大統領選挙は、(薬価を除いて)医療問題は関心の外にある。ところが、2期8年の任期の終わりに、法制化から6年、本格実施3年目のオバマケアが自壊しかねない「デス・スパイラル」(プリンストン大学ウベ・ラインハード教授)に陥り、「メルトダウン」(ザ・ヒル紙)の危機に直面している。  春に最大手ユナイテッド・ヘルスがオバマケア保険市場から撤収を決めたときにはまだ余裕があった。しかし業界2位のアンテム、3位のエトナが拡張から縮小に方針転換、継続の条件に40〜60%の保険料引き上げを求める非営利ブルークロスの動きを見て、上院共和党院内総務のミッチ・マコネルも「どっちが大統領に、議会多数派になるにしても、来年、機能しない制度は見直しを迫られる」と...  保険適用の拡大、準皆保険をめざした医療改革(オバマケア)を廃棄する“最後の機会”がかかっていた08年と違って、今年の米国大統領選挙は、(薬価を除いて)医療問題は関心の外にある。ところが、2期8年の任期の終わりに、法制化から6年、本格実施3年目のオバマケアが自壊しかねない「デス・スパイラル」(プリンストン大学ウベ・ラインハード教授)に陥り、「メルトダウン」(ザ・ヒル紙)の危機に直面している。  春に最大手ユナイテッド・ヘルスがオバマケア保険市場から撤収を決めたときにはまだ余裕があった。しかし業界2位のアンテム、3位のエトナが拡張から縮小に方針転換、継続の条件に40〜60%の保険料引き上げを求める非営利ブルークロスの動きを見て、上院共和党院内総務のミッチ・マコネルも「どっちが大統領に、議会多数派になるにしても、来年、機能しない制度は見直しを迫られる」と宣言

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