医薬経済オンライン

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平時医療の破錠に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜

駆け付け警護までにこれだけは

第12回

一般社団法人TACMEDA協議会理事長 照井資規

2016年9月15日号

 11月に南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の要員交代で派遣される陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊(青森市)の主体部隊が8月25日から訓練を始めた。  安全保障関連法に基づく新任務として主なものはPKO関係者らが武装集団などに襲われた際に防護に向かう「駆け付け警護」や、宿営地の他国軍との共同防衛だ。共同通信によれば、赤十字国際委員会(ICRC)のペーター・マウラー委員長は8月28日、7月に首都ジュバで大規模な戦闘が再燃した南スーダンの人道状況は「極めて深刻だ」と警告している。このような状況で新任務を行うとなれば、戦死者発生は避けられない。国内外を問わず、すべての日本人が今とは想像もつかないほどの頻度で銃創や爆傷、刃物による致命的な外傷に直面するようになることを自覚し、備えなければならない。  テロであれ、戦争であれ、平和維持活動における戦闘であ...  11月に南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の要員交代で派遣される陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊(青森市)の主体部隊が8月25日から訓練を始めた。  安全保障関連法に基づく新任務として主なものはPKO関係者らが武装集団などに襲われた際に防護に向かう「駆け付け警護」や、宿営地の他国軍との共同防衛だ。共同通信によれば、赤十字国際委員会(ICRC)のペーター・マウラー委員長は8月28日、7月に首都ジュバで大規模な戦闘が再燃した南スーダンの人道状況は「極めて深刻だ」と警告している。このような状況で新任務を行うとなれば、戦死者発生は避けられない。国内外を問わず、すべての日本人が今とは想像もつかないほどの頻度で銃創や爆傷、刃物による致命的な外傷に直面するようになることを自覚し、備えなければならない。  テロであれ、戦争であれ、平和維持活動における戦闘であれ、

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