医薬経済オンライン

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大学病院の頼みの綱は「薬局マネー」

理念が破壊される医薬分業

2016年9月1日号

1月の完成に向けすでに工事は始まっている「調剤薬局を活用する日本の医薬分業は『お金儲け』のためにある」  現場で働く薬剤師や、医薬分業体制の構築に寄与してきた先人たちにとっては大層酷な表現だが、こんな事例が主流になるのであれば、そう見られても仕方がない。  医師が処方し、薬剤師が薬局という独立した施設で、医師の意向や影響力に左右されず処方内容をチェックするというのが、医薬分業そもそもの目的。しかし、国の医療政策の中心的役割を担うはずの国立大学病院が、その大原則を無視し、赤字を補填するために、病院敷地内(門内)への薬局誘致という医薬分業を利用した金儲けに執心している。 1月の完成に向けすでに工事は始まっている「調剤薬局を活用する日本の医薬分業は『お金儲け』のためにある」  現場で働く薬剤師や、医薬分業体制の構築に寄与してきた先人たちにとっては大層酷な表現だが、こんな事例が主流になるのであれば、そう見られても仕方がない。  医師が処方し、薬剤師が薬局という独立した施設で、医師の意向や影響力に左右されず処方内容をチェックするというのが、医薬分業そもそもの目的。しかし、国の医療政策の中心的役割を担うはずの国立大学病院が、その大原則を無視し、赤字を補填するために、病院敷地内(門内)への薬局誘致という医薬分業を利用した金儲けに執心している。

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