医薬経済オンライン

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熊本地震から得られた教訓

病院が再び立ち上がるための方策

第6回

特定医療法人谷田会谷田病院事務部長 藤井将志

2016年9月1日号

 今回で最終回となる。地震がある程度落ち着いてから、医療機関の管理者として対応しなければならないことをまとめる。現在進行形のことも多いので、わかっている状況を共有していきたい。  まず、職員に関することから言うと、震災2ヵ月後である程度落ち着いてきた頃に、再度全職員の状況を調査している。その頃には住宅の改修目処がつくなど、震災直後に比べると状況が安定してきた職員がほとんどだった。しかし、残念ながら被災が原因で遠方に引っ越したり、メンタル的に仕事が続けられない、などの理由で継続的に勤務が難しい職員が4人退職することとなった。一緒に危機を乗り越えた仲間なので非常に残念なことであるが、致し方ないケースであった。  被災により規模を縮小している医療機関も多く、欠員を補充するための職員確保は容易かと思っていたが、これも予想外に難しい状況だ。ハローワー...  今回で最終回となる。地震がある程度落ち着いてから、医療機関の管理者として対応しなければならないことをまとめる。現在進行形のことも多いので、わかっている状況を共有していきたい。  まず、職員に関することから言うと、震災2ヵ月後である程度落ち着いてきた頃に、再度全職員の状況を調査している。その頃には住宅の改修目処がつくなど、震災直後に比べると状況が安定してきた職員がほとんどだった。しかし、残念ながら被災が原因で遠方に引っ越したり、メンタル的に仕事が続けられない、などの理由で継続的に勤務が難しい職員が4人退職することとなった。一緒に危機を乗り越えた仲間なので非常に残念なことであるが、致し方ないケースであった。  被災により規模を縮小している医療機関も多く、欠員を補充するための職員確保は容易かと思っていたが、これも予想外に難しい状況だ。ハローワーク

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