医薬経済オンライン

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HOLMES & VACCINE

切り札も失った製薬業界

第31回 〜消化器官用薬の未来〜

コイツ・ドナン

2016年9月1日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬業界の将来像を占っている。ホームズは、日本の製薬企業の歴史を振り返るなかで、抗生物質に続いて、研究開発力と経営を支えたのが消化器官用薬で、抗潰瘍剤はその中心にあったと解説した。当然ではあるが、抗潰瘍剤を処方する医師は圧倒的に多い。類薬にジェネリックが数多く出ているなかでアストラゼネカ(第一三共)の「ネキシウム」が売れていること、武田薬品が「タケキャブ」を上市したこと、エーザイと味の素製薬が消化器官用薬などを軸としたEAファーマを設立したことも、その流れにあると、ホームズは言う。ただし、ホームズの話を聞いてもEAファーマの意義については見出しにくいところがあると、ワクチン博士は考えている。 「EAファーマは『モカソフト』(日本橋にある喫茶店の名物デザート)だよ。どんなものが出てくるか... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬業界の将来像を占っている。ホームズは、日本の製薬企業の歴史を振り返るなかで、抗生物質に続いて、研究開発力と経営を支えたのが消化器官用薬で、抗潰瘍剤はその中心にあったと解説した。当然ではあるが、抗潰瘍剤を処方する医師は圧倒的に多い。類薬にジェネリックが数多く出ているなかでアストラゼネカ(第一三共)の「ネキシウム」が売れていること、武田薬品が「タケキャブ」を上市したこと、エーザイと味の素製薬が消化器官用薬などを軸としたEAファーマを設立したことも、その流れにあると、ホームズは言う。ただし、ホームズの話を聞いてもEAファーマの意義については見出しにくいところがあると、ワクチン博士は考えている。 「EAファーマは『モカソフト』(日本橋にある喫茶店の名物デザート)だよ。どんなものが出てくるか、名

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