医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

核酸医薬に目をつけた日本触媒

7年間で500億円投資する理由

2016年9月1日号

 化学メーカーの「日本触媒」が東京大学発ベンチャーの「TAK─Circulator(タック─サーキュレイター)」と資本提携した。タックは次世代シークエンサー技術を駆使し皮膚細菌叢のゲノム解析サービスであるマイクロバイオーム事業と核酸医薬の創薬をめざすベンチャーだ。マイクロバイオームは目下、世界で研究開発競争が進んでいる分野であり、核酸医薬も世界中で研究が進められている最先端の医療事業である。東京大学の分子細胞生物学研究室から生まれ、一昨年1月に東京慈恵会医科大学と東京工業大学が加わって東大構内にある東大アントレプレナープラザに設立されたばかりのベンチャーだ。  このベンチャーと提携した日本触媒は紙おむつに不可欠な高吸水性樹脂で世界のトップメーカーであるのは周知のとおり。納入先のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が世界中に紙おむつを売り込むのに合わ...  化学メーカーの「日本触媒」が東京大学発ベンチャーの「TAK─Circulator(タック─サーキュレイター)」と資本提携した。タックは次世代シークエンサー技術を駆使し皮膚細菌叢のゲノム解析サービスであるマイクロバイオーム事業と核酸医薬の創薬をめざすベンチャーだ。マイクロバイオームは目下、世界で研究開発競争が進んでいる分野であり、核酸医薬も世界中で研究が進められている最先端の医療事業である。東京大学の分子細胞生物学研究室から生まれ、一昨年1月に東京慈恵会医科大学と東京工業大学が加わって東大構内にある東大アントレプレナープラザに設立されたばかりのベンチャーだ。  このベンチャーと提携した日本触媒は紙おむつに不可欠な高吸水性樹脂で世界のトップメーカーであるのは周知のとおり。納入先のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が世界中に紙おむつを売り込むのに合わせて

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence