政策提言も光らない「経団連」
老朽艦の艦長になり手はいるのか
2016年9月1日号
「経団連も見事に地に落ちましたな」。こう寄せ書きされた残暑見舞いが、財界記者クラブを長らく担当した全国紙OBから届いた。
8月12日に一部のメディアが、毎月の最終金曜日は午後3時で退庁・退社し、それ以降の時間を買物や旅行などに費やすという「プレミアムフライデー」なる構想を、政府と財界が検討中だと伝えた。報道によると日本経団連は、政府に先行して10月にもプレミアムフライデーの実行計画を取りまとめ、腰折れ感が強まる個人消費浮揚の一助とする方針なのだという。
やや度が過ぎる政権への忖度に対しては、さすがに安倍晋三内閣を支持する保守系の論客からも疑問の声が挙がる始末となっている。だが、当の経団連は政権べったりの姿勢に何の疑問も持たない風情だ。「これでは『世界で最も成功した社会主義国』と揶揄されても、反駁しようがない」。別の財界記者クラブ経験者は、し...
「経団連も見事に地に落ちましたな」。こう寄せ書きされた残暑見舞いが、財界記者クラブを長らく担当した全国紙OBから届いた。
8月12日に一部のメディアが、毎月の最終金曜日は午後3時で退庁・退社し、それ以降の時間を買物や旅行などに費やすという「プレミアムフライデー」なる構想を、政府と財界が検討中だと伝えた。報道によると日本経団連は、政府に先行して10月にもプレミアムフライデーの実行計画を取りまとめ、腰折れ感が強まる個人消費浮揚の一助とする方針なのだという。
やや度が過ぎる政権への忖度に対しては、さすがに安倍晋三内閣を支持する保守系の論客からも疑問の声が挙がる始末となっている。だが、当の経団連は政権べったりの姿勢に何の疑問も持たない風情だ。「これでは『世界で最も成功した社会主義国』と揶揄されても、反駁しようがない」。別の財界記者クラブ経験者は、しば
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