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医薬品の「古くて未解決」な問題—適正使用
2016年9月1日号
高額な抗がん剤の登場によって、国民皆保険制度を揺るがす事態が起きている。非小細胞肺がん治療の「オプジーボ」の患者1人当たりの年間薬剤費は、実に3500万円もの高額になる。対策として厚生労働省は、特定の医薬品と医療機器を取り上げ費用対効果分析による経済的評価を行うとともに、高額な新薬の適正使用の推進により、価格の引き下げと使用量の抑制を目論んでいる。 7月27日の中央社会保険医療協議会で「最適使用推進ガイドライン案」が示された。対象はオプジーポと「レパーサ」、それぞれの類薬。GLに盛り込む内容は、対象薬の使用が最適と考えられる患者の選択基準、適切に使用できる医師・医療機関の要件設定。患者は年齢による差別はしないが、使用には条件を付け、「一定の効果が期待できる患者に限る」としている。GLの要件を満たさない場合は、対象薬の保険での使用は認めない。 ...
高額な抗がん剤の登場によって、国民皆保険制度を揺るがす事態が起きている。非小細胞肺がん治療の「オプジーボ」の患者1人当たりの年間薬剤費は、実に3500万円もの高額になる。対策として厚生労働省は、特定の医薬品と医療機器を取り上げ費用対効果分析による経済的評価を行うとともに、高額な新薬の適正使用の推進により、価格の引き下げと使用量の抑制を目論んでいる。 7月27日の中央社会保険医療協議会で「最適使用推進ガイドライン案」が示された。対象はオプジーポと「レパーサ」、それぞれの類薬。GLに盛り込む内容は、対象薬の使用が最適と考えられる患者の選択基準、適切に使用できる医師・医療機関の要件設定。患者は年齢による差別はしないが、使用には条件を付け、「一定の効果が期待できる患者に限る」としている。GLの要件を満たさない場合は、対象薬の保険での使用は認めない。 ここ
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