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賛否両論

健康サポート薬局、スタートは不発

2016年9月1日号

 厚生労働省の「健康サポート薬局」がいよいよ10月から届出を受け付ける。制度は「費用負担とサービスが見合っていない」といった医薬分業バッシングに対する、厚労省のひとつの応えだ。薬局に対して、かかりつけ機能はもちろん、地域住民の健康の維持増進を担う機能など、考えられるサービスをテンコ盛りしたハイスペックな機能を求めている。しかし、制度の詳細が明らかになるにつれ、関係者はハードルの高さを痛感している。 昨秋の制度公表当初は、OTC薬の配備が要件化されたこともあって、調剤併設型ドラッグストアでは機運が高まっていた。約1000店舗の調剤併設を持つ、ある大手ドラッグストアは「積極的に取りに行く」と宣言し、「半分」の500店舗を届け出る意向だった。ところが、現在は完全にトーンダウン。「1割100店舗」と後退してしまった。同社トップは「最大のネックは研修」と打ち明...  厚生労働省の「健康サポート薬局」がいよいよ10月から届出を受け付ける。制度は「費用負担とサービスが見合っていない」といった医薬分業バッシングに対する、厚労省のひとつの応えだ。薬局に対して、かかりつけ機能はもちろん、地域住民の健康の維持増進を担う機能など、考えられるサービスをテンコ盛りしたハイスペックな機能を求めている。しかし、制度の詳細が明らかになるにつれ、関係者はハードルの高さを痛感している。 昨秋の制度公表当初は、OTC薬の配備が要件化されたこともあって、調剤併設型ドラッグストアでは機運が高まっていた。約1000店舗の調剤併設を持つ、ある大手ドラッグストアは「積極的に取りに行く」と宣言し、「半分」の500店舗を届け出る意向だった。ところが、現在は完全にトーンダウン。「1割100店舗」と後退してしまった。同社トップは「最大のネックは研修」と打ち明け

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