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しわ寄せ必至の18年度薬価改定

オプジーボ“追っかけ再算定”のその先

2016年8月15日号

高額薬剤問題に対応する迫井医療課長(左)と中山薬剤管理官「オプジーボは仕方ないとして、それで……」(内資系薬価担当者)  現在の状況はそんな声に代表される。小野薬品の抗PD1抗体「オプジーボ」が槍玉に挙がり、薬剤費膨張による「亡国論」まで飛び出した。そんななか、それ以外のメーカー関係者は「果たして、小野以外も火の粉を被ることになるのか」という目線で動向を注視している。  厚生労働省は7月27日の中央社会保険医療協議会総会で、オプジーボを名指しし「特例的な対応」を年内に検討する方向性を示した。  15年12月の非小細胞肺がんへの適応追加で、悪性黒色腫だけのときよりも大幅に市場が拡大したが、16年度薬価改定の「再算定」(市場拡大再算定、効能変化再算定など)の検討には「間に合わなかった」という理屈だ。  平たく言えば、オプジーボには、ルールにない“追っかけ再... 高額薬剤問題に対応する迫井医療課長(左)と中山薬剤管理官「オプジーボは仕方ないとして、それで……」(内資系薬価担当者)  現在の状況はそんな声に代表される。小野薬品の抗PD1抗体「オプジーボ」が槍玉に挙がり、薬剤費膨張による「亡国論」まで飛び出した。そんななか、それ以外のメーカー関係者は「果たして、小野以外も火の粉を被ることになるのか」という目線で動向を注視している。  厚生労働省は7月27日の中央社会保険医療協議会総会で、オプジーボを名指しし「特例的な対応」を年内に検討する方向性を示した。  15年12月の非小細胞肺がんへの適応追加で、悪性黒色腫だけのときよりも大幅に市場が拡大したが、16年度薬価改定の「再算定」(市場拡大再算定、効能変化再算定など)の検討には「間に合わなかった」という理屈だ。  平たく言えば、オプジーボには、ルールにない“追っかけ再算定

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