医薬経済オンライン

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BS市場は「代替可能性」がカギ

米国で競争激化、日本企業の勝算は

2016年8月15日号

 バイオ後続品(バイオシミラー=BS)が登場したとき、問題視されたのは、先行品とBSの製剤的な構造差異であった。これが理由で、BSの大型化には懐疑的な見方が多かった。だが長期投与され、先行品との比較が難しい成長ホルモン製剤、インスリン製剤や「インフリキシマブ」のBSでも使用実績が増えていけば、BSを使わない理由は減っていくだろう。  BSの普及が先行した欧州市場で韓国セルトリオンのインフリキシマブが発売になったのは13年のこと。米国では5月に承認された。また、韓国サムスンバイオロジクスとバイオジェンの合弁会社サムスンバイオエピスが「エンブレル」(エタネルセプト)のBSの欧州承認を取得した。「ベネパリ」の製品名で、近く韓国でも発売される。  インフリキシマブが点滴静注製剤として病院で使用されるのに対し、エタネルセプトは自己注射製剤だ。医師の指...  バイオ後続品(バイオシミラー=BS)が登場したとき、問題視されたのは、先行品とBSの製剤的な構造差異であった。これが理由で、BSの大型化には懐疑的な見方が多かった。だが長期投与され、先行品との比較が難しい成長ホルモン製剤、インスリン製剤や「インフリキシマブ」のBSでも使用実績が増えていけば、BSを使わない理由は減っていくだろう。  BSの普及が先行した欧州市場で韓国セルトリオンのインフリキシマブが発売になったのは13年のこと。米国では5月に承認された。また、韓国サムスンバイオロジクスとバイオジェンの合弁会社サムスンバイオエピスが「エンブレル」(エタネルセプト)のBSの欧州承認を取得した。「ベネパリ」の製品名で、近く韓国でも発売される。  インフリキシマブが点滴静注製剤として病院で使用されるのに対し、エタネルセプトは自己注射製剤だ。医師の指導は

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