医薬経済オンライン

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締め付けに挑む調剤チェーン

15年度決算から見る「実力」、差が出始めたか

2016年8月15日号

 15年度の大手調剤薬局チェーンの決算を改めて見ると、規模の経済による収益性のメリットがより鮮明になったこと、そして日本調剤の子会社である日本ジェネリックの快進撃が記憶に残る。  各社ともM&Aや積極的な出店効果もあり大幅な増益増収となった一方、調剤薬局事業の営業利益率の差が大きく開きつつある。例えば、トップのアインファーマシーズの調剤薬局事業の利益率は9.1%と4位のメディカルシステムネットワークの利益率4.2%とは2倍以上の差がついた(表1)。さらに、日本ジェネリックの事業が好調に推移した日本調剤では「非調剤薬局部門」のセグメント営業利益が42億6700万円となった。これはメディシスの「調剤薬局事業」のセグメント営業利益である34億1200万円を上回っている。  日本ジェネリックは13年に中堅後発品メーカーの長生堂製薬を買収、14年にはテバ製薬(当時)から春日...  15年度の大手調剤薬局チェーンの決算を改めて見ると、規模の経済による収益性のメリットがより鮮明になったこと、そして日本調剤の子会社である日本ジェネリックの快進撃が記憶に残る。  各社ともM&Aや積極的な出店効果もあり大幅な増益増収となった一方、調剤薬局事業の営業利益率の差が大きく開きつつある。例えば、トップのアインファーマシーズの調剤薬局事業の利益率は9.1%と4位のメディカルシステムネットワークの利益率4.2%とは2倍以上の差がついた(表1)。さらに、日本ジェネリックの事業が好調に推移した日本調剤では「非調剤薬局部門」のセグメント営業利益が42億6700万円となった。これはメディシスの「調剤薬局事業」のセグメント営業利益である34億1200万円を上回っている。  日本ジェネリックは13年に中堅後発品メーカーの長生堂製薬を買収、14年にはテバ製薬(当時)から春日部の

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