医薬経済オンライン

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ベンチャー支援の「追い風」に乗れるか

主要バイオベンチャーの業績と事業の進展度合い

2016年8月15日号

 塩崎恭久厚生労働相の私的懇談会「医療のイノベーションを担うベンチャー企業の振興に関する懇談会」が7月29日、報告書をまとめた。「規制から育成へ」などを原則にベンチャーを支援する必要性を明記した。薬価制度を時代に即応したものとすべき、国際薬事相談などで海外展開の支援を担うベンチャー等支援戦略室の「1年以内の設置」などを求めた。こうした提言は実行されるのか。  対象となるベンチャーの業績はどうなったか、見ていこう。  そーせいグループの16年3月期累計の売上収益(国際財務報告基準:FRS)は、81億5100万円(前年同期比2.2倍)。理由は、ロイヤリティ収入とマイルストン、契約一時金だ。ノバルティスに導出した慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬の「シーブリ」と「ウルティブロ」が好調に推移し、最大市場である米国でも発売された。契約一時金は、子会社へプタレス・セ...  塩崎恭久厚生労働相の私的懇談会「医療のイノベーションを担うベンチャー企業の振興に関する懇談会」が7月29日、報告書をまとめた。「規制から育成へ」などを原則にベンチャーを支援する必要性を明記した。薬価制度を時代に即応したものとすべき、国際薬事相談などで海外展開の支援を担うベンチャー等支援戦略室の「1年以内の設置」などを求めた。こうした提言は実行されるのか。  対象となるベンチャーの業績はどうなったか、見ていこう。  そーせいグループの16年3月期累計の売上収益(国際財務報告基準:FRS)は、81億5100万円(前年同期比2.2倍)。理由は、ロイヤリティ収入とマイルストン、契約一時金だ。ノバルティスに導出した慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬の「シーブリ」と「ウルティブロ」が好調に推移し、最大市場である米国でも発売された。契約一時金は、子会社へプタレス・セラ

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