経済記事の読み方
銀行支店の営業時間が「自由化」
2016年8月15日号
銀行支店の営業時間が、早ければ9月にも自由化される。金融機関はこれまで、当座預金を取り扱っている場合は最低6時間、店舗を開けることが銀行法で義務付けられていた。企業の資金決済のために窓口を開けていたのだが、金融庁は方針を転換。当座預金業務の有無に関係なく、支店の営業時間を変更できるようにする。
銀行支店の存在意義がますます希薄になっている現在、今さらの感がある自由化行政。最近注目度が落ちている金融庁の人気取り策と取れないこともない。
営業時間を規制していた当座預金の需要が低下していることから、今回の措置になった。当座預金は手形・小切手の決済に使われる。中小企業の大事な決済手段である手形の交換額は、15年度は6294万枚(前年度比▲7%)・304兆円(同▲5%)。ピーク時(90年・4797兆円)の6%と激減している。商慣行が変化して手形を扱う企業が減ったこ...
銀行支店の営業時間が、早ければ9月にも自由化される。金融機関はこれまで、当座預金を取り扱っている場合は最低6時間、店舗を開けることが銀行法で義務付けられていた。企業の資金決済のために窓口を開けていたのだが、金融庁は方針を転換。当座預金業務の有無に関係なく、支店の営業時間を変更できるようにする。
銀行支店の存在意義がますます希薄になっている現在、今さらの感がある自由化行政。最近注目度が落ちている金融庁の人気取り策と取れないこともない。
営業時間を規制していた当座預金の需要が低下していることから、今回の措置になった。当座預金は手形・小切手の決済に使われる。中小企業の大事な決済手段である手形の交換額は、15年度は6294万枚(前年度比▲7%)・304兆円(同▲5%)。ピーク時(90年・4797兆円)の6%と激減している。商慣行が変化して手形を扱う企業が減ったこと
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