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Patient Relations

骨髄増殖性腫瘍患者・家族会

2016年8月15日号

最新研究に戸惑いも小瀬良克也事務局長「痛くて、夜中に病院へ駆け込んだこともあります」 骨髄増殖性腫瘍患者・家族会(MPN─JAPAN)の小瀬良克也事務局長は自身の経験を振り返る。尋常ではない頭痛に、「もしや脳梗塞ではないか」との不安が過ぎる。幸いにも脳梗塞ではなく、鎮痛剤を渡されて帰路につく。それでも再び頭痛がすると、どうしても脳梗塞と勘繰ってしまう。 骨髄増殖性腫瘍(MPN)は、血液中の細胞が遺伝子変異により、異常増殖する疾患だ。このうち、「真性赤血球増加症/真性多血症」(PV)は主に赤血球が、「本態性血小板血症」(ET)は血小板が増加する。このため、血栓が生じやすくなり、頭痛にも苛まれる。 両疾患ともブリストル・マイヤーズスクイブの「ハイドレア」を使用し、増殖する細胞を抑える。ところが、最新の研究では2疾患とも急性白血病へ転化する恐れ... 最新研究に戸惑いも小瀬良克也事務局長「痛くて、夜中に病院へ駆け込んだこともあります」 骨髄増殖性腫瘍患者・家族会(MPN─JAPAN)の小瀬良克也事務局長は自身の経験を振り返る。尋常ではない頭痛に、「もしや脳梗塞ではないか」との不安が過ぎる。幸いにも脳梗塞ではなく、鎮痛剤を渡されて帰路につく。それでも再び頭痛がすると、どうしても脳梗塞と勘繰ってしまう。 骨髄増殖性腫瘍(MPN)は、血液中の細胞が遺伝子変異により、異常増殖する疾患だ。このうち、「真性赤血球増加症/真性多血症」(PV)は主に赤血球が、「本態性血小板血症」(ET)は血小板が増加する。このため、血栓が生じやすくなり、頭痛にも苛まれる。 両疾患ともブリストル・マイヤーズスクイブの「ハイドレア」を使用し、増殖する細胞を抑える。ところが、最新の研究では2疾患とも急性白血病へ転化する恐れがあ

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