Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング
医療の「質」に関する考察
〜患者はどれだけ問いかけられるのか〜
株式会社アンテリオ理事 堀玲子
2016年8月15日号
・都内にあるクリニック待合室での患者同士の会話 平均80歳以上と思しき女性患者3人がクリニック内で話していた。「ジェネリックって知ってる?」「最近、ジェネリックでお願いしますっていうシールが来たよ」「でも先生にジェネリックでお願いしますって言えないわよねぇ」「そうそう。だから私はお薬手帳に一応そのシール張っておいたの。口頭では言えないし」「価格が半分ぐらいらしいしね」「でも今、飲んでる薬の種類の半分しかジェネリックはなかったわよ」「ここで検診しても何かあったら入院施設がないからどうしようかしら」「でも近くにいい病院がないしね」 患者の話は尽きない。このクリニックの医師の専門が糖尿病で、患者さんもいろいろな糖尿病の薬剤を投与されている。しかも変薬の際には受付で1人の患者への説明が非常に長くなる。待合室と診察室を行ったり来たりする高齢者の患者が...
・都内にあるクリニック待合室での患者同士の会話 平均80歳以上と思しき女性患者3人がクリニック内で話していた。「ジェネリックって知ってる?」「最近、ジェネリックでお願いしますっていうシールが来たよ」「でも先生にジェネリックでお願いしますって言えないわよねぇ」「そうそう。だから私はお薬手帳に一応そのシール張っておいたの。口頭では言えないし」「価格が半分ぐらいらしいしね」「でも今、飲んでる薬の種類の半分しかジェネリックはなかったわよ」「ここで検診しても何かあったら入院施設がないからどうしようかしら」「でも近くにいい病院がないしね」 患者の話は尽きない。このクリニックの医師の専門が糖尿病で、患者さんもいろいろな糖尿病の薬剤を投与されている。しかも変薬の際には受付で1人の患者への説明が非常に長くなる。待合室と診察室を行ったり来たりする高齢者の患者が普段
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