平時医療の破錠に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜
日本人の生命に関わる一大転機
第10回
一般社団法人TACMEDA協議会理事長 照井資規
2016年8月15日号
連載10回目となるが、執筆中の7月26日午前2時に、まさに「平時医療体制が破綻」する事件が起きた。相模原障害者施設殺傷事件では、19人が死亡、重傷20人を含む負傷者27人が発生した。単独犯の刃物を使用した犯行により、戦後最大規模の殺傷事件が平和で安全であるはずの日本で発生したことは世界中に衝撃を与えた。今回はこの刺殺事件について考察する。
防犯カメラの映像から、犯人は午前1時37分に事件現場となった神奈川県相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」近くに乗用車で乗りつけて犯行を準備、午前2時50分頃車に戻り走り去ったことが判明している。車から現場までの移動時間、施設内への侵入、夜勤職員の拘束などの時間を差し引くと、犯人はわずか1時間ほどで首を切りつけ、1人当たり2分要さずに深さ4〜5センチに達するほどの致命傷を与えて19人を死に至らしめたことになる。
連載10回目となるが、執筆中の7月26日午前2時に、まさに「平時医療体制が破綻」する事件が起きた。相模原障害者施設殺傷事件では、19人が死亡、重傷20人を含む負傷者27人が発生した。単独犯の刃物を使用した犯行により、戦後最大規模の殺傷事件が平和で安全であるはずの日本で発生したことは世界中に衝撃を与えた。今回はこの刺殺事件について考察する。
防犯カメラの映像から、犯人は午前1時37分に事件現場となった神奈川県相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」近くに乗用車で乗りつけて犯行を準備、午前2時50分頃車に戻り走り去ったことが判明している。車から現場までの移動時間、施設内への侵入、夜勤職員の拘束などの時間を差し引くと、犯人はわずか1時間ほどで首を切りつけ、1人当たり2分要さずに深さ4〜5センチに達するほどの致命傷を与えて19人を死に至らしめたことになる。
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