医薬経済オンライン

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処方箋の蛇口を閉めた大病院

街を変えた薬局乱立が院内処方切り替えの引き金に

2016年8月1日号

駅から続く1本道の入口と出口には複数の薬局が 長らく眺めてきた街の風景が変わっていくのは、時代の流れとはいえ、寂しいものでもある。ただ、高層ビル、大型商業施設、立体駐車場、はたまたパチンコ店などなど、建設されるものの性質によっては街のかたちを大きく変えることにつながり、住民の嫌悪感を喚起する可能性もある。反対運動につながるケースも少例ではない。  どんなものがよくて、どんなものがダメか。これも難しい。根っこにあるのは街が壊れてほしくないという“感情論”であり、理屈ではない。前述のような建物ができたとしても、店の風貌、街との関係性、利便性などに応じて受け入れられるケースもある。ポイントは、街の原風景を汚さない、逸脱しないことに尽きるのだろう。  そんななか、街の必須機能に挙げられる医療の世界で、街の原風景を壊したと名指しされた医療関係施設があ... 駅から続く1本道の入口と出口には複数の薬局が 長らく眺めてきた街の風景が変わっていくのは、時代の流れとはいえ、寂しいものでもある。ただ、高層ビル、大型商業施設、立体駐車場、はたまたパチンコ店などなど、建設されるものの性質によっては街のかたちを大きく変えることにつながり、住民の嫌悪感を喚起する可能性もある。反対運動につながるケースも少例ではない。  どんなものがよくて、どんなものがダメか。これも難しい。根っこにあるのは街が壊れてほしくないという“感情論”であり、理屈ではない。前述のような建物ができたとしても、店の風貌、街との関係性、利便性などに応じて受け入れられるケースもある。ポイントは、街の原風景を汚さない、逸脱しないことに尽きるのだろう。  そんななか、街の必須機能に挙げられる医療の世界で、街の原風景を壊したと名指しされた医療関係施設がある。

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