自民党厚労族を駆逐する「福祉の党」
参院選は「下駄の雪」交代のターニングポイントか
参院議員政策担当秘書 岡田裕二
2016年8月1日号
7月10日、参院選が行なわれ、複数区を中心に手堅く議席を増した自公与党の勝利に終わった。とくに今回伸長したのは公明党だった。
公明党は増員区に積極的に候補者を立て、改選3以上の7選挙区で公認を擁立。そのうち埼玉、神奈川、愛知、兵庫、福岡の5選挙区で自民党の推薦を得た。
複数選挙区で自民党が公明候補に推薦を出すのは、今回の参院選が初めてだ。これまでの自公の参院選での協力は、公明が自民の選挙区候補に推薦を出し、自民が公明の比例区候補を支援するかたちが原則だった。しかし3年前の参院選で、改選数3の埼玉選挙区で公明候補が初めて自民から推薦を得て戦い、自公の候補が揃って当選した。これに味をしめた公明は、今回5つの選挙区で自民に推薦を求める荒技に出た。
積極的に呼応したのは自民党よりもむしろ官邸だった。選挙中に際立ったのは、とくに菅義偉官房長官が公明候...
7月10日、参院選が行なわれ、複数区を中心に手堅く議席を増した自公与党の勝利に終わった。とくに今回伸長したのは公明党だった。
公明党は増員区に積極的に候補者を立て、改選3以上の7選挙区で公認を擁立。そのうち埼玉、神奈川、愛知、兵庫、福岡の5選挙区で自民党の推薦を得た。
複数選挙区で自民党が公明候補に推薦を出すのは、今回の参院選が初めてだ。これまでの自公の参院選での協力は、公明が自民の選挙区候補に推薦を出し、自民が公明の比例区候補を支援するかたちが原則だった。しかし3年前の参院選で、改選数3の埼玉選挙区で公明候補が初めて自民から推薦を得て戦い、自公の候補が揃って当選した。これに味をしめた公明は、今回5つの選挙区で自民に推薦を求める荒技に出た。
積極的に呼応したのは自民党よりもむしろ官邸だった。選挙中に際立ったのは、とくに菅義偉官房長官が公明候補
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録