平時医療体制の破錠に備える 〜電光石火こそ最良の有事医療〜
国際テロリズムと日本
第7回
一般社団法人TACMEDA協議会理事長 照井資規
2016年8月1日号
外務省が5月、在外日本人向けに「ラマダン(イスラム教の断食月)期間中、とくに金曜日に注意」と警戒を呼びかける「海外安全情報」をメールなどで出している間に、世界では現実にテロ事件が相次いだ。6月28日にはトルコ・イスタンブールのアタチュルク国際空港で銃撃・自爆テロが発生し、45人が亡くなった。ラマダン明けの7月1日には、バングラデシュの首都ダッカで日本人7人が犠牲になった人質テロ事件が発生し、海外での日本人の安全確保と国際テロについて認識を改めなければならない事態となった。
8月5〜21日には、治安の悪いブラジル・リオデジャネイロでオリンピックが開催される。この時期は海外旅行シーズンでもあることから、今回は急遽、今後の国際テロの動向を考察する内容とした。
毎月のように発生している国際テロのほとんどが、イスラム教の理想とす...
外務省が5月、在外日本人向けに「ラマダン(イスラム教の断食月)期間中、とくに金曜日に注意」と警戒を呼びかける「海外安全情報」をメールなどで出している間に、世界では現実にテロ事件が相次いだ。6月28日にはトルコ・イスタンブールのアタチュルク国際空港で銃撃・自爆テロが発生し、45人が亡くなった。ラマダン明けの7月1日には、バングラデシュの首都ダッカで日本人7人が犠牲になった人質テロ事件が発生し、海外での日本人の安全確保と国際テロについて認識を改めなければならない事態となった。
8月5〜21日には、治安の悪いブラジル・リオデジャネイロでオリンピックが開催される。この時期は海外旅行シーズンでもあることから、今回は急遽、今後の国際テロの動向を考察する内容とした。
毎月のように発生している国際テロのほとんどが、イスラム教の理想とする
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