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データズームイン

疾患別医療費は現役も高い

2016年8月1日号

 厚生労働省は7月22日に、14年度医療給付費実態調査の結果を公表した。年齢別、疾病分類別、保険制度別など、さまざまな角度から給付実態を明らかにする資料である。 16年度診療報酬改定から4ヵ月、ここ1年で話題となったC型肝炎治療薬や高額抗がん剤の動向が反映されないのは残念だが、医療保険別かつ疾病分類別で医療給付費の動向がわかるのは貴重である。 今回は1ヵ月の医療費を意味するレセプト1件当たりの数値を見ていこう。総数では後期高齢者が入院(51万9527円)、外来(1万7073円)ともに最も高かった。ただし、それ以外の医療保険と比較しても群を抜いているわけではない。 高齢者の医療費は現役世代よりかかると言われているが、1ヵ月にかかる医療費ではなく、ここにトータルで医療機関に通った日数(入院)が加味されるほうが大きいことがわかる。 悪性新生物では入院/外来ともに共済...  厚生労働省は7月22日に、14年度医療給付費実態調査の結果を公表した。年齢別、疾病分類別、保険制度別など、さまざまな角度から給付実態を明らかにする資料である。 16年度診療報酬改定から4ヵ月、ここ1年で話題となったC型肝炎治療薬や高額抗がん剤の動向が反映されないのは残念だが、医療保険別かつ疾病分類別で医療給付費の動向がわかるのは貴重である。 今回は1ヵ月の医療費を意味するレセプト1件当たりの数値を見ていこう。総数では後期高齢者が入院(51万9527円)、外来(1万7073円)ともに最も高かった。ただし、それ以外の医療保険と比較しても群を抜いているわけではない。 高齢者の医療費は現役世代よりかかると言われているが、1ヵ月にかかる医療費ではなく、ここにトータルで医療機関に通った日数(入院)が加味されるほうが大きいことがわかる。 悪性新生物では入院/外来ともに共済組

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