医薬経済オンライン

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特集・2016参院選

静かに散った製薬「過激派」

「日医と闘う政治家」はお家事情で落選

2016年7月15日号

支持者への挨拶はなかった梅村氏「これからの時代、本当に必要な薬をきちんと整理し、絞っていくべき。5年前に亡くなった祖母は亡くなる直前までレンゲいっぱいのお薬を飲んで『今日は食欲が湧かない』なんて言っていた。95歳のおばあちゃんがコレステロールの薬を飲んでいたんです」 今回の参議院選挙の期間中、製薬業界が目を瞑りたくなるような話題を聴衆に振り撒いた候補者がいた。民主党政権下の12年に厚生労働政務官を経験し、翌13年の参院選で落選、今回はおおさか維新の会に鞍替えし選挙に臨んだ、医師の梅村聡氏である。 同氏は「政治は業界団体のためにするんじゃない」と繰り返し、無駄な薬や不要な検査の減少、生活保護の医療扶助の自己負担導入にも踏み込む考えを訴えた。医薬品関連では薬価高騰への対策や製薬企業の集約化など過激な持論も展開してきた。同時に「筋が通っていない改革を... 支持者への挨拶はなかった梅村氏「これからの時代、本当に必要な薬をきちんと整理し、絞っていくべき。5年前に亡くなった祖母は亡くなる直前までレンゲいっぱいのお薬を飲んで『今日は食欲が湧かない』なんて言っていた。95歳のおばあちゃんがコレステロールの薬を飲んでいたんです」 今回の参議院選挙の期間中、製薬業界が目を瞑りたくなるような話題を聴衆に振り撒いた候補者がいた。民主党政権下の12年に厚生労働政務官を経験し、翌13年の参院選で落選、今回はおおさか維新の会に鞍替えし選挙に臨んだ、医師の梅村聡氏である。 同氏は「政治は業界団体のためにするんじゃない」と繰り返し、無駄な薬や不要な検査の減少、生活保護の医療扶助の自己負担導入にも踏み込む考えを訴えた。医薬品関連では薬価高騰への対策や製薬企業の集約化など過激な持論も展開してきた。同時に「筋が通っていない改革を許

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