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特集・2016参院選

当選を手放しで喜べない医療系団体

自見氏、高階氏、藤井氏それぞれの“お家事情”

2016年7月15日号

「票を出してナンボの世界」  医療系の職能団体は自民党の有力支持団体として、組織内候補を擁立することで、選挙ごとにその「集票力」を競っている。とくに全国比例代表は、名簿順を固定しない「非拘束名簿式」のため、個人名の得票数順に当選が決まる。自民党の得票数に応じた議席が割り当てられ、その椅子を巡って、同じ名簿内の候補者と競うことになる。集票力は自民党への“貢献”と見做され、その団体の主張を押し通す近道となる。だから、各団体は上位当選をめざして活動を活発化させるわけだ。  13年参院選では、日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟」(高橋英登会長)が推す石井みどり氏が約29万票を獲得し、自民党比例代表名簿のなかで4位に食い込んだ。「日本医師連盟」(委員長=横倉義武・日医会長)の羽生田俊氏(元日医副会長)は約25万票で6位に甘んじた。  今回... 「票を出してナンボの世界」  医療系の職能団体は自民党の有力支持団体として、組織内候補を擁立することで、選挙ごとにその「集票力」を競っている。とくに全国比例代表は、名簿順を固定しない「非拘束名簿式」のため、個人名の得票数順に当選が決まる。自民党の得票数に応じた議席が割り当てられ、その椅子を巡って、同じ名簿内の候補者と競うことになる。集票力は自民党への“貢献”と見做され、その団体の主張を押し通す近道となる。だから、各団体は上位当選をめざして活動を活発化させるわけだ。  13年参院選では、日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟」(高橋英登会長)が推す石井みどり氏が約29万票を獲得し、自民党比例代表名簿のなかで4位に食い込んだ。「日本医師連盟」(委員長=横倉義武・日医会長)の羽生田俊氏(元日医副会長)は約25万票で6位に甘んじた。  今回の参

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