医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

大きく変化するバイオ医薬品業界

第112回

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎

2016年7月15日号

 21世紀はバイオの時代と言われ、大型品のバイオ医薬品の売上げが占める割合が年々増えている。私が毎年まとめている世界の大型医薬品ランキングで、上位50製品の売上げ合計に占めるバイオ医薬品の割合は15年には49.3%となり、50%に近づいた(図、13年以前の数字は製薬協の「産業ビジョン2025」でも使われている)。 一方、実際のバイオの上位11製品を見ると(表は30億ドル以上の製品)、8位の肺炎球菌ワクチンの「プレベナー」と9位の黄斑変性症薬で融合タンパク製剤の「アイリーア」を除けば、バイオとしては古い製品が多く、バイオシミラーが登場しているものもある。 バイオ医薬品が増えていると言っても、世界的な超大型品の多くが登場したのは「エンブレル」や「ハーセプチン」の98年から「ヒュミラ」の03年、「アバスチン」の04年の間である。02年に登場した10位の「ニューラスタ」(ペグフ...  21世紀はバイオの時代と言われ、大型品のバイオ医薬品の売上げが占める割合が年々増えている。私が毎年まとめている世界の大型医薬品ランキングで、上位50製品の売上げ合計に占めるバイオ医薬品の割合は15年には49.3%となり、50%に近づいた(図、13年以前の数字は製薬協の「産業ビジョン2025」でも使われている)。 一方、実際のバイオの上位11製品を見ると(表は30億ドル以上の製品)、8位の肺炎球菌ワクチンの「プレベナー」と9位の黄斑変性症薬で融合タンパク製剤の「アイリーア」を除けば、バイオとしては古い製品が多く、バイオシミラーが登場しているものもある。 バイオ医薬品が増えていると言っても、世界的な超大型品の多くが登場したのは「エンブレル」や「ハーセプチン」の98年から「ヒュミラ」の03年、「アバスチン」の04年の間である。02年に登場した10位の「ニューラスタ」(ペグフィル

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