経済記事の読み方
規模が物言う「銀行再編」時代の萌芽
地銀再編を歩く・関東地区編
2016年7月15日号
地銀再編は人口減少と地方経済の衰退が引き金になった。しかし、首都・東京を抱える関東地区は様相が異なる。五輪を控える東京への一極集中は依然続いており、通勤圏内の近隣各県も人口増加傾向にある。
広域関東地区1都8県には、地銀64行中13行、第二地銀は41行のうち9行が本部を構える。いずれも業界の2割がここに集結している勘定だ。そして10月にはこの地区では3社目となる金融持株会社が発足、こうした金融グループ形成に対抗する動きも活発になってきた。
横浜銀行(16年3月末預金量12.5兆円)と東日本銀行(1.8兆円)が4月に設立したコンコルディアフィナンシャルグループ(FG)は、地銀トップと第二地銀の再編という思わぬ組み合わせになったが、10月にできる「めぶきFG」も、常陽銀行(8.1兆円)と足利銀行(5.2兆円)という県境を接するライバル地銀の統合で、ひと昔前ならあり得な...
地銀再編は人口減少と地方経済の衰退が引き金になった。しかし、首都・東京を抱える関東地区は様相が異なる。五輪を控える東京への一極集中は依然続いており、通勤圏内の近隣各県も人口増加傾向にある。
広域関東地区1都8県には、地銀64行中13行、第二地銀は41行のうち9行が本部を構える。いずれも業界の2割がここに集結している勘定だ。そして10月にはこの地区では3社目となる金融持株会社が発足、こうした金融グループ形成に対抗する動きも活発になってきた。
横浜銀行(16年3月末預金量12.5兆円)と東日本銀行(1.8兆円)が4月に設立したコンコルディアフィナンシャルグループ(FG)は、地銀トップと第二地銀の再編という思わぬ組み合わせになったが、10月にできる「めぶきFG」も、常陽銀行(8.1兆円)と足利銀行(5.2兆円)という県境を接するライバル地銀の統合で、ひと昔前ならあり得ない
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