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MR活動実態調査レポート

呼吸器系疾患用吸入薬(喘息・COPD)のMR活動

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析123

株式会社A・M・C 代表取締役社長 三上彰貴子

2016年7月15日号

 今回は、呼吸器系疾患で使われる吸入薬として、特に慢性閉塞性肺疾患(COPD)を適応とする主な製剤を取り上げる(フルティフォームとレルベアの適応症は喘息)。本市場は新薬として15年の5月にエクリラ30吸入(杏林製薬)、秋からアノーロ、エンクラッセ(ともにグラクソ・スミスクライン)、スピオルト(日本ベーリンガーインゲルハイム)、また16年6月にエクリラ60吸入(杏林製薬)が投入されるなど、領域全体のディテール(DLT)が増加している分野である。15年12月〜16年12月をB期、16年3月〜5月をA期として直近6ヵ月のデータからみたCOPD領域DTLの特徴を紹介する。 COPDは慢性気管支炎と肺気腫という疾患で区別されていたが、現在は両疾患・症状を合併する患者が多いことから、閉塞性肺疾患を合わせてCOPDと呼ばれている。喫煙が主な原因であり、喫煙者数が...  今回は、呼吸器系疾患で使われる吸入薬として、特に慢性閉塞性肺疾患(COPD)を適応とする主な製剤を取り上げる(フルティフォームとレルベアの適応症は喘息)。本市場は新薬として15年の5月にエクリラ30吸入(杏林製薬)、秋からアノーロ、エンクラッセ(ともにグラクソ・スミスクライン)、スピオルト(日本ベーリンガーインゲルハイム)、また16年6月にエクリラ60吸入(杏林製薬)が投入されるなど、領域全体のディテール(DLT)が増加している分野である。15年12月〜16年12月をB期、16年3月〜5月をA期として直近6ヵ月のデータからみたCOPD領域DTLの特徴を紹介する。 COPDは慢性気管支炎と肺気腫という疾患で区別されていたが、現在は両疾患・症状を合併する患者が多いことから、閉塞性肺疾患を合わせてCOPDと呼ばれている。喫煙が主な原因であり、喫煙者数が多

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