医薬経済オンライン

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Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

「薬」に自信を持っていますか

情報を受け止め、見極める力が大切

株式会社アンテリオ理事 堀玲子

2016年7月15日号

 薬剤の使用などに対する批判やコメントが、医薬品専門誌以外の商業誌を通じて止まらない。「この薬は飲んではいけない」「医者に勧められても……」「高齢者には勧められない」「あまりにも高額な」などタイトルを見ただけで、どのようなことが書いてあるのかを想像できてしまう。 この現象は患者1人当たりの薬剤の投与数が増加している傾向と連動しているように思われる。つまり「ポリファーマシー」という概念が再び台頭してきたのが影響しているのだろう。 ポリファーマシーは一般的には5剤以上の薬剤が同時に投与されている状態を指すが、このポリファーマシーによって有害事象が発現していること、さらに多剤投与がもたらす残薬の問題が可視化されてきたのも、商業誌による批判のベースになっていると考える。 確かに生活習慣病のトップ3の高血圧、糖尿病、脂質異常症の薬剤に関し...  薬剤の使用などに対する批判やコメントが、医薬品専門誌以外の商業誌を通じて止まらない。「この薬は飲んではいけない」「医者に勧められても……」「高齢者には勧められない」「あまりにも高額な」などタイトルを見ただけで、どのようなことが書いてあるのかを想像できてしまう。 この現象は患者1人当たりの薬剤の投与数が増加している傾向と連動しているように思われる。つまり「ポリファーマシー」という概念が再び台頭してきたのが影響しているのだろう。 ポリファーマシーは一般的には5剤以上の薬剤が同時に投与されている状態を指すが、このポリファーマシーによって有害事象が発現していること、さらに多剤投与がもたらす残薬の問題が可視化されてきたのも、商業誌による批判のベースになっていると考える。 確かに生活習慣病のトップ3の高血圧、糖尿病、脂質異常症の薬剤に関して

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