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話題の焦点

「クスリ嫌いでタバコ大好き」

2016年7月1日号

 統合失調症の治療は、薬を飲み出し安定期に入るまで5〜10年。それからも再発リスクを高めないために、服薬継続はまさに宿命。 だが、これに耐え切れず半数以上が通院しなくなったり、服薬を中断してしまうという。 中断の根本にあるのは、疾患特有の病識の欠如。自分自身では病気だと思っていないのだから、服薬コンプライアンスを高めるのは至難の技、残薬削減の課題は遠い話だ。 一方、タバコについてはとびきり大好き。一般の喫煙率が30%程度であるのに対し、何と約80%と超高率。これには疾患特有の喫煙誘因が。 一般の人にも、タバコを吸うと頭がスカッとするなんていうケースが度々見受けられるが、ニコチンが認知機能を高め、さらには、聴覚誘発電位の異常を改善させる自己治療の可能性があるという。 さらには、長期入院の時間潰しのためといった心理社会的な要因もあり、超高喫煙率につ...  統合失調症の治療は、薬を飲み出し安定期に入るまで5〜10年。それからも再発リスクを高めないために、服薬継続はまさに宿命。 だが、これに耐え切れず半数以上が通院しなくなったり、服薬を中断してしまうという。 中断の根本にあるのは、疾患特有の病識の欠如。自分自身では病気だと思っていないのだから、服薬コンプライアンスを高めるのは至難の技、残薬削減の課題は遠い話だ。 一方、タバコについてはとびきり大好き。一般の喫煙率が30%程度であるのに対し、何と約80%と超高率。これには疾患特有の喫煙誘因が。 一般の人にも、タバコを吸うと頭がスカッとするなんていうケースが度々見受けられるが、ニコチンが認知機能を高め、さらには、聴覚誘発電位の異常を改善させる自己治療の可能性があるという。 さらには、長期入院の時間潰しのためといった心理社会的な要因もあり、超高喫煙率につな

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