製薬企業と新たな関係を創生する学会運営
ランチョンセミナーを廃止したらメーカーが戸惑った
2016年7月1日号
屋上の芝生でのソーシャルランチ「金集めは任せてください」
大会長が権力を誇示し、製薬企業にブースへの出展、抄録への広告掲載、ランチョンセミナーの開催、寄付などを促す。その“圧力”に屈して、メーカーは金を出す。しかも、学会は大手コンベンション会社に「言い値」で運営を丸投げするから、運営費は吊り上がる。そして参加者が減って大会長の権威に傷がつかないよう、学会運営は参加費を据え置き、変化のない保守的な仕切りにならざるを得ない。
多くの医療・医薬系の学会がこんな悪循環に陥ってはいないか。大学教授なら「世話してやっただろう」、大病院の薬剤部長なら「お宅の薬を切っちゃってもいいの」。こんな脅し文句が常態化し、メーカーは金を出す。しかも、後援する側もされる側も感覚が麻痺し、その構図自体にも疑問を持たなくなっている。そんななか、日本緩和医療...
屋上の芝生でのソーシャルランチ「金集めは任せてください」
大会長が権力を誇示し、製薬企業にブースへの出展、抄録への広告掲載、ランチョンセミナーの開催、寄付などを促す。その“圧力”に屈して、メーカーは金を出す。しかも、学会は大手コンベンション会社に「言い値」で運営を丸投げするから、運営費は吊り上がる。そして参加者が減って大会長の権威に傷がつかないよう、学会運営は参加費を据え置き、変化のない保守的な仕切りにならざるを得ない。
多くの医療・医薬系の学会がこんな悪循環に陥ってはいないか。大学教授なら「世話してやっただろう」、大病院の薬剤部長なら「お宅の薬を切っちゃってもいいの」。こんな脅し文句が常態化し、メーカーは金を出す。しかも、後援する側もされる側も感覚が麻痺し、その構図自体にも疑問を持たなくなっている。そんななか、日本緩和医療薬
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