医薬経済オンライン

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女性管理職の育成に悩む製薬業界

ここでも低迷する日本企業

2016年7月1日号

「何とか朝9時から夕方5時の間で面談してもらえないでしょうか」  バイエル薬品で婦人科領域営業を担当する堀知浩営業部長は昨年、自社の女性MRの面会時間に関するお願いをしに医療機関を回った。子供を保育園に迎えにいくMRなど、「短時間勤務」で働く社員への配慮を求めるためだ。  訪問規制が厳しい施設では、夕方以降でなければ面会できない。だが、そうなると育児中のMRは面会するのが難しくなる。  同社の婦人科領域営業の総MR数は約100人(15年時点)。女性が44人で、そのうち8人が時短勤務、さらに7人がいつ産休に入ってもおかしくない状況にあった。出産に子育て。女性が多いとはいえMRの事情で面会時間帯を要望するなど、営業の立場からはあり得ない話だったが、それでも堀部長は施設を訪問して交渉した。医療機関の反応は意外だった。 「どうにか、時間内に面談するようにしま... 「何とか朝9時から夕方5時の間で面談してもらえないでしょうか」  バイエル薬品で婦人科領域営業を担当する堀知浩営業部長は昨年、自社の女性MRの面会時間に関するお願いをしに医療機関を回った。子供を保育園に迎えにいくMRなど、「短時間勤務」で働く社員への配慮を求めるためだ。  訪問規制が厳しい施設では、夕方以降でなければ面会できない。だが、そうなると育児中のMRは面会するのが難しくなる。  同社の婦人科領域営業の総MR数は約100人(15年時点)。女性が44人で、そのうち8人が時短勤務、さらに7人がいつ産休に入ってもおかしくない状況にあった。出産に子育て。女性が多いとはいえMRの事情で面会時間帯を要望するなど、営業の立場からはあり得ない話だったが、それでも堀部長は施設を訪問して交渉した。医療機関の反応は意外だった。 「どうにか、時間内に面談するようにしましょ

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