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薬剤経済学

ジェネリック・スタチンをどこまで活用?(後)

2016年7月1日号

 A.パンジャ(ハーバード大学公衆衛生校)らの「10年リスク閾値でスタチン剤による心臓血管疾患1次予防を始める費用対効果」(JAMA2015年7月14日)は、無症状ながらアテローム性心血管疾患(ASCVD)の10年リスクが7.5%以上の成人を予防療法の対象に加える基本アプローチの転換を強調した2013年のACC/AHA脂質管理ガイドライン改訂の意味を、経済学的に評価したものだ。 心筋梗塞などの冠動脈性心臓病(CHD)のリスクを0.75に、脳卒中リスクを0.83に縮めるスタチン剤の対象を無症状、健康的に見える成人に広げれば、イベント回避は増える。0〜75歳の100万人が健康状態から死亡までの過程をCVDモデルでシミュレーションした。CHD、脳卒中の発症、CVDに関係ない死亡、CHDも心停止、心筋梗塞、狭心症と多様なコースを辿る。5年に1回の医師の評価で、一部を新GLが説く予...  A.パンジャ(ハーバード大学公衆衛生校)らの「10年リスク閾値でスタチン剤による心臓血管疾患1次予防を始める費用対効果」(JAMA2015年7月14日)は、無症状ながらアテローム性心血管疾患(ASCVD)の10年リスクが7.5%以上の成人を予防療法の対象に加える基本アプローチの転換を強調した2013年のACC/AHA脂質管理ガイドライン改訂の意味を、経済学的に評価したものだ。 心筋梗塞などの冠動脈性心臓病(CHD)のリスクを0.75に、脳卒中リスクを0.83に縮めるスタチン剤の対象を無症状、健康的に見える成人に広げれば、イベント回避は増える。0〜75歳の100万人が健康状態から死亡までの過程をCVDモデルでシミュレーションした。CHD、脳卒中の発症、CVDに関係ない死亡、CHDも心停止、心筋梗塞、狭心症と多様なコースを辿る。5年に1回の医師の評価で、一部を新GLが説く予防療

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