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海外時報

TKI━CML療法の費用増大の背景

幕切れを迎えたグリベック②

2016年7月1日号

 図3は、ノバルティスの慢性骨髄性白血病(CML)治療薬「グリベック」の価格が、第2世代チロシンキナーゼ(TKI)阻害剤である「タシグナ」とブリストルマイヤーズ・スクイブの「スプリセル」の参入後に上昇速度を上げ、2剤との価格差を縮めてきた様子を描いている。最終的なリベート支払い前の民間保険データで、14年以降も高い値上げペースは続いていることがわかる。  米国の抗がん剤薬価論争でグリベックが矢面に立たされている理由は、ブレークスルーを体現した分子標的薬に対する称賛が、強気な価格行動への困惑へとシフトしたからだ。CML専門医グループは、「抗がん剤の費用増大のペースを設定」する存在になったと批判した(ブラッド誌14年5月30日)。  初期臨床試験の高い治療反応率に照会が殺到、第Ⅱ相試験の段階で希望する患者に応じるべく大量生産に入り、3つの第Ⅱ相結果による...  図3は、ノバルティスの慢性骨髄性白血病(CML)治療薬「グリベック」の価格が、第2世代チロシンキナーゼ(TKI)阻害剤である「タシグナ」とブリストルマイヤーズ・スクイブの「スプリセル」の参入後に上昇速度を上げ、2剤との価格差を縮めてきた様子を描いている。最終的なリベート支払い前の民間保険データで、14年以降も高い値上げペースは続いていることがわかる。  米国の抗がん剤薬価論争でグリベックが矢面に立たされている理由は、ブレークスルーを体現した分子標的薬に対する称賛が、強気な価格行動への困惑へとシフトしたからだ。CML専門医グループは、「抗がん剤の費用増大のペースを設定」する存在になったと批判した(ブラッド誌14年5月30日)。  初期臨床試験の高い治療反応率に照会が殺到、第Ⅱ相試験の段階で希望する患者に応じるべく大量生産に入り、3つの第Ⅱ相結果による申請

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