Patient Relations
SSPE青空の会
2016年7月1日号
予防接種率の「維持」が課題畑秀二相談役 15年3月、世界保健機関(WHO)は日本で麻疹が排除されたと宣言した。07年の麻疹の大流行から8年が経過。その間、厚生労働省が策定した排除計画が全国的に進められ、予防接種率は現在でも高水準を維持している。 麻疹の排除は、「SSPE青空の会」の悲願だった。SSPEとは、「亜急性硬化性全脳炎」と呼ばれる希少難病で、麻疹ウイルスに感染後、数年間の潜伏期間を経て発症する。集中力や記憶力の低下のほか知能障害、歩行障害、嚥下障害、意識障害などの症状を引き起こす。根本治療薬はないが、ワクチン接種の徹底でなくすことが可能だ。 SSPE青空の会は、SSPE患者・家族やボランティアで構成し、ワクチン接種率向上などを訴え続けてきた。「麻疹を排除する目標は達成できたが、決してこれでよかったと安心してはいられない」 畑秀二...
予防接種率の「維持」が課題畑秀二相談役 15年3月、世界保健機関(WHO)は日本で麻疹が排除されたと宣言した。07年の麻疹の大流行から8年が経過。その間、厚生労働省が策定した排除計画が全国的に進められ、予防接種率は現在でも高水準を維持している。 麻疹の排除は、「SSPE青空の会」の悲願だった。SSPEとは、「亜急性硬化性全脳炎」と呼ばれる希少難病で、麻疹ウイルスに感染後、数年間の潜伏期間を経て発症する。集中力や記憶力の低下のほか知能障害、歩行障害、嚥下障害、意識障害などの症状を引き起こす。根本治療薬はないが、ワクチン接種の徹底でなくすことが可能だ。 SSPE青空の会は、SSPE患者・家族やボランティアで構成し、ワクチン接種率向上などを訴え続けてきた。「麻疹を排除する目標は達成できたが、決してこれでよかったと安心してはいられない」 畑秀二相談
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