高額薬価批判に業界はどう立ち向かう

硬直した算定ルールは技術革新を評価できない

2016年6月15日号

「ソバルディ」、「オプジーボ」、「レパーサ」といった革新的な医薬品が患者に提供されるようになったなか、かつてない高額薬価批判が巻き起こっている。　いつか通るべき道ではあるが、製薬会社のみが一方的に批判されている状況には同情の余地がある。イノベーションは慈善事業ではないし、上場企業は資本市場から利益向上の圧力も受けているからだ。板挟みの製薬業界は、どこに落としどころを見出すのだろうか。「ソバルディ」、「オプジーボ」、「レパーサ」といった革新的な医薬品が患者に提供されるようになったなか、かつてない高額薬価批判が巻き起こっている。　いつか通るべき道ではあるが、製薬会社のみが一方的に批判されている状況には同情の余地がある。イノベーションは慈善事業ではないし、上場企業は資本市場から利益向上の圧力も受けているからだ。板挟みの製薬業界は、どこに落としどころを見出すのだろうか。

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