医薬経済オンライン

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Halmes&Vaccine

切り札も失った製薬業界

第26回 〜残り物には福がある〜

コイツ・ドナン

2016年6月15日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬業界の将来を占っている。日本の製薬産業の歴史として、抗生物質バブルや脳循環代謝改善薬の繁栄と承認取り消し、不祥事を起こした企業の体質や背景を振り返ってきた2人。話を進めていくなかで、90年代から00年代にピークを迎えた消化器官用薬に注目した。ホームズは武田薬品の「タケキャブ」を取り上げたが、ワクチン博士のほうはPPI(プロトンポンプ阻害剤)など数多くの新薬が生まれ、患者満足度の高い領域に、まだ新薬が出てくることに納得がいっていないようだ。日本ローカルのタケキャブにどういう意味があるのか。ホームズの推理が続く。  天丼専門店での昼食にはホームズも満足したようだ。我われは腹ごなしに日本橋へと向かった。 「ホームズ。ようやく天丼にありついたというのに、消化によくない話をしているような気がするぞ... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬業界の将来を占っている。日本の製薬産業の歴史として、抗生物質バブルや脳循環代謝改善薬の繁栄と承認取り消し、不祥事を起こした企業の体質や背景を振り返ってきた2人。話を進めていくなかで、90年代から00年代にピークを迎えた消化器官用薬に注目した。ホームズは武田薬品の「タケキャブ」を取り上げたが、ワクチン博士のほうはPPI(プロトンポンプ阻害剤)など数多くの新薬が生まれ、患者満足度の高い領域に、まだ新薬が出てくることに納得がいっていないようだ。日本ローカルのタケキャブにどういう意味があるのか。ホームズの推理が続く。  天丼専門店での昼食にはホームズも満足したようだ。我われは腹ごなしに日本橋へと向かった。 「ホームズ。ようやく天丼にありついたというのに、消化によくない話をしているような気がするぞ。そ

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