海外時報
ジェネリック参入前の値上げが加速
幕切れを迎えたグリベック①
2016年6月15日号
15年前のチロシン・キナーゼ阻害剤(TKI)「グリベック」(イマチニブ)の登場は、慢性骨髄性白血病(CML)を、死を覚悟させる病から慢性疾患に変えたが、薬価急増と(生存率改善による)患者数の増加は薬剤費負担を重くした。しかしこの2月、米国でついにイマチニブ・ジェネリックの提供が始まり、臨床面では治癒の模索が本格化している。
昨年は世界売上高47億ドル、成長率5%で、このうち米国では25億ドル、17%増の製剤も、今年の1〜3月期は米国で40%減、総売上高も20%落とし(8.34億ドル)、ブランド製剤としてのライフサイクルを終えようとしている。ところが、興味深いことに年間費用14.57万ドル(リスト価格)に及ぶ高額製剤のジェネリック発売は大きな話題にはならなかった。
真っ先にイマチニブ特許に挑戦し、6ヵ月のジェネリック独占販売権を得たインドのサン・ファーマスーテ...
15年前のチロシン・キナーゼ阻害剤(TKI)「グリベック」(イマチニブ)の登場は、慢性骨髄性白血病(CML)を、死を覚悟させる病から慢性疾患に変えたが、薬価急増と(生存率改善による)患者数の増加は薬剤費負担を重くした。しかしこの2月、米国でついにイマチニブ・ジェネリックの提供が始まり、臨床面では治癒の模索が本格化している。
昨年は世界売上高47億ドル、成長率5%で、このうち米国では25億ドル、17%増の製剤も、今年の1〜3月期は米国で40%減、総売上高も20%落とし(8.34億ドル)、ブランド製剤としてのライフサイクルを終えようとしている。ところが、興味深いことに年間費用14.57万ドル(リスト価格)に及ぶ高額製剤のジェネリック発売は大きな話題にはならなかった。
真っ先にイマチニブ特許に挑戦し、6ヵ月のジェネリック独占販売権を得たインドのサン・ファーマスーティ
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