Patient Relations
公益財団法人 がんの子どもを守る会
2016年6月15日号
小児がん患者の「兄弟」の想い樋口明子 毎年2500人ほどが発症すると言われる小児がん。長期の治療・療養生活を余儀なくされる患者本人はもちろん、寄り添う家族もさまざまな悩みを抱える。そのなかで、見過ごされがちなのが小児がん患者の「兄弟」の存在だ。両親が日々、がんを患う子どもに付きっ切りになるなか、兄弟の複雑な環境下で過ごすことになる。 両親や病気の兄弟が自宅にいないことを寂しく思うこともあれば、ときに「自分のせいであの子は病気になってしまったのでは、亡くなってしまったのでは」と自責の念を抱き始める子どももいる。病気の子どもが中心となるため、両親や周りの大人から褒められる機会が減ることもあるという。 公益財団法人「がんの子どもを守る会」はこうした小児がん患者の兄弟を支援する取り組みを続けている。兄弟を参加者とする交流会やイベントを開催しているほ...
小児がん患者の「兄弟」の想い樋口明子 毎年2500人ほどが発症すると言われる小児がん。長期の治療・療養生活を余儀なくされる患者本人はもちろん、寄り添う家族もさまざまな悩みを抱える。そのなかで、見過ごされがちなのが小児がん患者の「兄弟」の存在だ。両親が日々、がんを患う子どもに付きっ切りになるなか、兄弟の複雑な環境下で過ごすことになる。 両親や病気の兄弟が自宅にいないことを寂しく思うこともあれば、ときに「自分のせいであの子は病気になってしまったのでは、亡くなってしまったのでは」と自責の念を抱き始める子どももいる。病気の子どもが中心となるため、両親や周りの大人から褒められる機会が減ることもあるという。 公益財団法人「がんの子どもを守る会」はこうした小児がん患者の兄弟を支援する取り組みを続けている。兄弟を参加者とする交流会やイベントを開催しているほか、
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