読む医療—医師が書いた本の斜め読み—
「愛されなかった」ことの階級意識
第51回
鍛冶孝雄
2016年6月15日号
先日、高校時代の友人と久々に飲む機会があった。話題はやはり往時に戻る。お互いに当時、リバプール・サウンズに熱狂した話で盛り上がった。ジェリー・アンド・ペースメーカーズに話が及ぶや、彼らの曲を交互に口ずさむ。このバンドの最大のヒット曲は「ユール・ネヴァー・ウオーク・アローン」。今の若い人でも、これを知っている人はいるはずだ。リバプールFCの応援歌。今もスタジアムで9万人が熱唱する。
むろんほかのバンドも次々に名が挙がったが、一言も触れなかったのがビートルズである。私たちはビートルズが嫌いなわけではない。もはや彼らに言及するのは野暮なだけだ。たぶん、彼らのすべての曲を諳んじている、語りつくしてきたとの暗黙の了解がある。
先日、高校時代の友人と久々に飲む機会があった。話題はやはり往時に戻る。お互いに当時、リバプール・サウンズに熱狂した話で盛り上がった。ジェリー・アンド・ペースメーカーズに話が及ぶや、彼らの曲を交互に口ずさむ。このバンドの最大のヒット曲は「ユール・ネヴァー・ウオーク・アローン」。今の若い人でも、これを知っている人はいるはずだ。リバプールFCの応援歌。今もスタジアムで9万人が熱唱する。
むろんほかのバンドも次々に名が挙がったが、一言も触れなかったのがビートルズである。私たちはビートルズが嫌いなわけではない。もはや彼らに言及するのは野暮なだけだ。たぶん、彼らのすべての曲を諳んじている、語りつくしてきたとの暗黙の了解がある。
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