日本に「砂糖税」が誕生する日
厚労省の失態で今後10年は絶望的
参院議員政策担当秘書 岡田裕二
2016年6月1日号
「将来、自分たちの子どもの世代に対して、『申し訳ない。砂糖を加えた飲料には問題があって、病気の原因になると知っていた。しかし、難しい問題だから見ないふりをして何もしなかった』と言い訳をしたくない」
3月16日、英国で「砂糖税」の導入が決まった際、ジョージ・オズボーン財務相はこう語った。国民の肥満対策として、2年間の猶予期間の後、飲料に含まれる砂糖の量に応じて、1リットルにつき29〜38円程度の税金を課す。税収は初年度で5億2000万ポンド(約840億円)の見込みで、小学校のスポーツ施設拡充などに使用されるという。
韓国でも砂糖に対する国家の規制が強まっている。4月7日に、糖類摂取の低減に向けた「第1次糖類低減総合計画」を発表し、20年には、加工食品による糖類の摂取量を1日総摂取カロリーの10%以内に抑えることを目標に掲げている。1日の合計2000キロカロリーを摂取...
「将来、自分たちの子どもの世代に対して、『申し訳ない。砂糖を加えた飲料には問題があって、病気の原因になると知っていた。しかし、難しい問題だから見ないふりをして何もしなかった』と言い訳をしたくない」
3月16日、英国で「砂糖税」の導入が決まった際、ジョージ・オズボーン財務相はこう語った。国民の肥満対策として、2年間の猶予期間の後、飲料に含まれる砂糖の量に応じて、1リットルにつき29〜38円程度の税金を課す。税収は初年度で5億2000万ポンド(約840億円)の見込みで、小学校のスポーツ施設拡充などに使用されるという。
韓国でも砂糖に対する国家の規制が強まっている。4月7日に、糖類摂取の低減に向けた「第1次糖類低減総合計画」を発表し、20年には、加工食品による糖類の摂取量を1日総摂取カロリーの10%以内に抑えることを目標に掲げている。1日の合計2000キロカロリーを摂取す
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