実は調剤チェーン頼みの「薬局政策」
中小・個店では思いどおりにならない
2016年6月1日号
「単なる嫌がらせだったとしか思えないね」
調剤薬局チェーンが厚生労働省に大いに腹を立てている。16年度調剤報酬改定で新設された「かかりつけ薬剤師指導料」(70点)に関してである。
同指導料を巡っては、算定が可能な「かかりつけ薬剤師」を地方厚生局に届出することが必要になるが、その要件である「医療に係る地域活動への主体的な参加」の定義が曖昧かつ解釈に地域差も生じて、4月分の届出が遅れたり、突き返される事態が多発した(本誌5月1日号に関連記事)。
厚労省は厚生局に水面下で一定の考え方を伝えるなど、騒動の収束に動いたが、疑義解釈資料で「地域活動」を解説したのは5月19日。「現場がSOSを出しているのは4月時点で明らかだったにもかかわらず2ヵ月近く放置された」と受け止められている。
店舗にかかりつけ薬剤師がいないと、指導料の算定はおろか「基準調剤加算」(...
「単なる嫌がらせだったとしか思えないね」
調剤薬局チェーンが厚生労働省に大いに腹を立てている。16年度調剤報酬改定で新設された「かかりつけ薬剤師指導料」(70点)に関してである。
同指導料を巡っては、算定が可能な「かかりつけ薬剤師」を地方厚生局に届出することが必要になるが、その要件である「医療に係る地域活動への主体的な参加」の定義が曖昧かつ解釈に地域差も生じて、4月分の届出が遅れたり、突き返される事態が多発した(本誌5月1日号に関連記事)。
厚労省は厚生局に水面下で一定の考え方を伝えるなど、騒動の収束に動いたが、疑義解釈資料で「地域活動」を解説したのは5月19日。「現場がSOSを出しているのは4月時点で明らかだったにもかかわらず2ヵ月近く放置された」と受け止められている。
店舗にかかりつけ薬剤師がいないと、指導料の算定はおろか「基準調剤加算」(32
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録