医療企業・その現状と展望
オリンパス 内視鏡の領域拡大で成長持続へ
—消化器内視鏡では世界の7割—
2016年6月1日号
オリンパスの医療事業のスタートは50年の胃カメラ試作機開発だ。以来、内視鏡を事業の柱とすべく経営資源を積極投入してきた。現在、消化器内視鏡では世界シェア7割を超えるトップメーカーで、周辺領域への製品開発も進んでいる。世界の内視鏡領域での存在感は今後も変わることはないとみられる。
15年度の医療事業の売上高は6089億円、売上げ構成比76%に達している。ほかは顕微鏡・非破壊検査機器など科学事業の1016億円、デジタルカメラなど映像事業の783億円で、医療事業に比べれば規模は小さい。前年度からの増減率は医療事業は9%増、科学事業は▲2%、映像事業は▲1%。医療事業が成長のけん引力になっていることは明らかだ。
医療事業は内視鏡、外科用、処置具の3部門で構成している。主要商品は、内視鏡が消化器内視鏡、超音波内視鏡、呼吸器内視鏡、カプセル内視鏡などだ。外科用は4K外...
オリンパスの医療事業のスタートは50年の胃カメラ試作機開発だ。以来、内視鏡を事業の柱とすべく経営資源を積極投入してきた。現在、消化器内視鏡では世界シェア7割を超えるトップメーカーで、周辺領域への製品開発も進んでいる。世界の内視鏡領域での存在感は今後も変わることはないとみられる。
15年度の医療事業の売上高は6089億円、売上げ構成比76%に達している。ほかは顕微鏡・非破壊検査機器など科学事業の1016億円、デジタルカメラなど映像事業の783億円で、医療事業に比べれば規模は小さい。前年度からの増減率は医療事業は9%増、科学事業は▲2%、映像事業は▲1%。医療事業が成長のけん引力になっていることは明らかだ。
医療事業は内視鏡、外科用、処置具の3部門で構成している。主要商品は、内視鏡が消化器内視鏡、超音波内視鏡、呼吸器内視鏡、カプセル内視鏡などだ。外科用は4K外科手
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