論点
検討すべきは「看護療法士」の創設
准看問題と介護士不足を同時解決する提案
参院議員政策担当秘書 岡田裕二
2016年5月15日号
「日医は准看護師養成制度を堅持していく方針だ」
3月28日に開催された日本医師会の代議員会で、松原謙二・日本医師会副会長はそう言い放った。看護の分野では、准看護師資格を巡る問題、「准看問題」が半世紀にも及ぶ論争となっている。
高校卒業以上で、3年の専門教育を受け国家資格を得る看護師に対し、准看護師は中学校卒業以上で、看護師の約半分の授業時間で都道府県資格を得ることができる。
准看制度は戦後の看護死不足の折、「中卒資格で、しかも業務制限のない看護師がほしい」との医師会・病院団体の強い要望を受け、1951年に始まった。すぐさま全国に養成所が爆発的につくられ、15年後には約11.4万人に膨れ、修行看護師の半数を超えた。
看護師と准看護師の間に法律上の業務内容に差はないが、給料や待遇には歴然とした差があ...
「日医は准看護師養成制度を堅持していく方針だ」
3月28日に開催された日本医師会の代議員会で、松原謙二・日本医師会副会長はそう言い放った。看護の分野では、准看護師資格を巡る問題、「准看問題」が半世紀にも及ぶ論争となっている。
高校卒業以上で、3年の専門教育を受け国家資格を得る看護師に対し、准看護師は中学校卒業以上で、看護師の約半分の授業時間で都道府県資格を得ることができる。
准看制度は戦後の看護死不足の折、「中卒資格で、しかも業務制限のない看護師がほしい」との医師会・病院団体の強い要望を受け、1951年に始まった。すぐさま全国に養成所が爆発的につくられ、15年後には約11.4万人に膨れ、修行看護師の半数を超えた。
看護師と准看護師の間に法律上の業務内容に差はないが、給料や待遇には歴然とした差がある。
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録