OBSERVER
久保泰三・アルフレッサホールディングス社長
2016年5月1日号
医薬分業の推進に匹敵する「変革期」──4月1日に社長に就任されました。医薬品業界の環境をどう見ていますか。久保 (17年4月の消費税増税に伴う)実勢価改定があるのかないのか、6月頃にははっきりするようだが、厚生労働省から25年を見据えて医療供給体制がでてきたことが大きい。最もインパクトがあるのが地域包括ケア。これまで変革期はいろいろあったが、医薬品卸からすると医薬分業の推進で仕事の中身が変わった。これまで医療機関だけで済んでたものが、調剤薬局も回ることになり、訪問軒数も配送の仕方も変わった。 現在の医療供給体制の見直しは、個人的にはこの医薬分業に匹敵するような変革期にあると思う。医療用医薬品卸事業の営業の仕方、物流、供給配送を見直す時期に来ている。病院、開業医、調剤薬局それぞれの機能が変わってくる。(紹介状のない患者の初診料の追加負担などで)病院...
医薬分業の推進に匹敵する「変革期」──4月1日に社長に就任されました。医薬品業界の環境をどう見ていますか。久保 (17年4月の消費税増税に伴う)実勢価改定があるのかないのか、6月頃にははっきりするようだが、厚生労働省から25年を見据えて医療供給体制がでてきたことが大きい。最もインパクトがあるのが地域包括ケア。これまで変革期はいろいろあったが、医薬品卸からすると医薬分業の推進で仕事の中身が変わった。これまで医療機関だけで済んでたものが、調剤薬局も回ることになり、訪問軒数も配送の仕方も変わった。 現在の医療供給体制の見直しは、個人的にはこの医薬分業に匹敵するような変革期にあると思う。医療用医薬品卸事業の営業の仕方、物流、供給配送を見直す時期に来ている。病院、開業医、調剤薬局それぞれの機能が変わってくる。(紹介状のない患者の初診料の追加負担などで)病院の外
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